【DeNA】三嶋一輝、現状維持1億2000万円 国指定の難病から今季復活「また一からのスタート…負ける気はしない」

　昨年8月末に国指定の難病「胸椎黄色靱帯（じんたい）骨化切除術」を受け今季復活したDeNAの三嶋一輝投手（33）が1日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み1億2000万円の現状維持でサインした。来季が3年契約の3年目となる。

　今季は開幕から27試合登板、3勝1敗6ホールド、防御率4・84。春先から復活の兆しを見せたが調子を落とし6月末に2軍へ。球宴明けは9月の2試合の登板にとどまった。

　「開幕1軍はうれしかったし、ヒーローインタビューに出させてもらったときの光景が忘れられない」と回顧。来季12年目の完全復活に向け「日に日に、背中の硬さが取れキレが出てきている。前に進んでいると思っています。また一からのスタートだと思っています。負ける気はしない」と話した。

　中日・福も昨年10月に同じ病気で手術を受けたため連絡を取り合い励まし合っている。「個人差があるので話をしながら、治療法や情報を共有している。励みになっている」と話していた。（金額は推定）