DeNA・牧秀悟、最高の状態で代表へ　侍・井端監督の訪問に笑顔「体の状態伝えられた」　石井琢郎さんの“置き土産”でモヤモヤ感払拭

　野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督（50）が4日、神奈川県横須賀市のDeNAの球団施設を訪れた。「ラグザス　侍ジャパンシリーズ2025　日本vs韓国」（15、16日・東京ドーム）の日本代表に選ばれている牧秀悟内野手（27）は井端監督の訪問に終始笑顔で、「手のことを気遣ってくれましたし、体の状態も伝えられた」とほっとした表情だった。

　7月31日のヤクルト戦（横浜）で左手の親指付け根を痛め8月に靱帯（じんたい）修復手術。復帰後はクライマックスシリーズで全5試合に出場し、一発も放った。シーズン後も秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」を志願。「自分自身の意思で行くことになりましたし、ジャパンの調整というよりもクライマックスに負けてこのまま休みもらって過ごしてたら後悔しそうだった」とモヤモヤ感を払拭。巨人の2軍監督に転出した石井琢朗野手コーチからもらった打ち方や練習法の助言、いわば置き土産で最高の状態になっている。

　侍では後輩をけん引する役割も担う。「本番に向けてアピールしなければいけない立場でもあるんですが、経験したこと、感じたことをメンバーに伝えられれば一番いい」。意欲も実力も十二分に備えた牧が井端監督の期待に応える。